2011年度発売・発表のAlbumの中から10作品を選びましたー。
一応全ジャンルから選出をしました!趣味があるのでかなり偏った感じになってますがw
Seconds (Syd The Kyd of OFWGKTA remix) by Little Dragon一応全ジャンルから選出をしました!趣味があるのでかなり偏った感じになってますがw
Yukimi Naganoの気怠く浮遊感のあるVocalに、PopでDreamyだけどどこか不気味さがあるバンドサウンドが相俟って独特な世界観が築かれてるアルバムになってますねー。The XXとかBest Coast好きな人は間違いなく好きな一枚じゃないかなと思います。Yukimi Nagano自身はR&Bに影響を受けてると言っているみたいなのでR&B好きな人も聴きやすいんじゃないかなとは思いますねー。
09. We're New Here by Gil Scott-Heron & Jamie XX
故Gil Scott-Heron翁(2011年5月に亡くなりました…)の「I'm New Here」をThe XXのJamie XXが再構築したRemix版とも言えるこの一枚が9位!
Post-DubstepにMinimalなJamie XXの創る音に、Gil Scott-HeronのSmokyで渋い声が重なって、今までありそうでなかった作品が出来上がったと思う。
NY is Killing MeはAnthem間違いなしな格好良さ!アルバム全体を通して凄く良く出来てる作品だと思います。
08. Goblin by Tyler, the Creator
OFWGKTA (Odd Future Wolf Gang Kill Them All)のリーダーであるTyler, the Creatorのメジャーデビュー盤が8位!
これが一番順位に迷いましたw TOP10に入って然るべき作品なんだけど、順位付けするとなると下でもないけど上でもないみたいな感じでw
Yonkersについてはもう語ることもないくらい語り尽くされてますよね。あれは衝撃的でした。曲自体も然り、MVは特にw
アルバム全体でみるとHazyな雰囲気だけど、底から響いてくるようなBassとTylerの声、激しく攻撃するようなLyricsが耳を突き上げる感じですね。Track Makerとしても凄い才能だと思う。世界観が凄すぎる。ただ、Crazy過ぎてついていけない人も多数だとは思うw
こういった作品がBillboardランキングの上位に入ってくるUSAの土壌ってのは本当に成熟しているんだなって感じる。
07. Cole World: The Sideline Story by J. Cole
Roc Nation所属のJ. Coleのこちらもメジャーデビュー作が8位!
星が輝いてる夜中から夜明けにかけて聴いていたいような作品ですかね。ゴリゴリのHip HopじゃなくてR&B調な作りでお洒落にアルバムを創り上げてます。派手で主張してくるような曲はあまりないもののアルバム全体で聴かせにくる、聴きたくなる作品じゃないかな。
元々Mixtapeでかなり注目されてて、このアルバムを出す前に発表した「Friday Night
Lights」の完成度もかなり高かったから必然とこのアルバムも期待されてましたよね。
元々Mixtapeでかなり注目されてて、このアルバムを出す前に発表した「Friday Night
Lights」の完成度もかなり高かったから必然とこのアルバムも期待されてましたよね。
Ghetto生まれでもGangsterでもないので、LyricsもRapperによくありがちな内容ではなく、自身の生活、自分の経験などからきてるから共感出来る面もあるのではないかな。
アルバムに入ってる殆どの曲のProducingを自身で行ってるし、feat. 曲も少なく(その分選別された人選になってるのでは)一人の力でこれ程のアルバムを創り上げられるのだから素晴らしい才能ですよ。
アルバムに入ってる殆どの曲のProducingを自身で行ってるし、feat. 曲も少なく(その分選別された人選になってるのでは)一人の力でこれ程のアルバムを創り上げられるのだから素晴らしい才能ですよ。
Leading SingleのCan't Get Enough feat. Trey Songzは必聴!
Trey Songzとの相性も良いけど、Missy Elliottともかなり相性良いなー。
新生で有能な東海岸流のRapperが出てきました。
06. James Blake by James Blake
数いる中のJBでもElectronic界のJBと言えばのJames Blakeの待望のFull-Length Albumが6位!
BBCが期待の新人を選出する「Sound Of 2011」でも2位にランクインしてた逸材です。
Blue Eyed Soul×Post Dubstep/soundとも言えるようなアルバムで、EmotionalでSimpleだけど、重厚なBass音にJames BlakeのEffect処理がされたファルセットが絡みついていく。
Post-Dubstepを語るならこのJames Blake本人、アルバムは欠かせないでしょうね。
自身の声も音の一部のような感じでEffectたっぷりかけていて、その声/音がBluesyで美しい。深夜、水辺で一人ポツンと佇んでいるような錯覚させられるような雰囲気。
FeistのThe Limit To Your LoveをCoverした(最早一度壊して、再構築したのが正しいのかも?w)同名の曲はピアノの音色の美しさにBass音の力強さ、加えてJames Blakeの声の繊細さが相俟って素晴らしい曲になってると思います。
James BlakeのCover ver.
こちらがFeistの原曲の方
James Blakeの原曲の再構築を楽しんでみるのも一興では。
05. Watch The Throne by Jay-Z & kanYe West
No need to ExplainなJay-ZとkanYe WestのCollaboration Albumが5位!
これも相当順位に迷いましたねー。
これは完全に僕の見解で合って色々思う人はいると思いますが、、、
その順位に迷ったと言うのも、アルバムではBonus Track扱いになってますが、一番最初に発表されたH•A•M
この曲でkanYe Westの前作My Beautiful Dark Twisted Fantasy(以下MBDTFと表記)的な路線で行くよ!継承しちゃうよ!って提示されたと思うんだけど、
H•A•Mの発表から半年後、アルバム発売の1ヶ月前に発表されたこのOtisが全然違う路線な曲だったんですよね。どちらも曲としてのQualityは高いんだけど、kanYeらしさ全開でキャッチーなOtisを聴かされてしまったら、やっぱりOtis系の路線での雰囲気なアルバムを期待してしまう訳ですよ。しかも、やっぱり直前でのシングルカットってそのアルバムを象徴するようなのが多いと思いますし。
が、発売されたアルバムはH•A•M/MBDTF路線だったんですよね。
いや、MBDTFは僕の中でのNo.1、All Time Best/Favoriteで大好きなんですけど、Otis路線の方が自然と言うか、二人の息が合っているような気がしまして。
と言うか、
MBDTFはkanYeの(Taylor Swift事件等での)自己嫌悪や後悔、罪悪感、溜まりに溜まった下世話な世間への不満、彼の感情の脆弱さに暴力性、彼の強大で力強い野心にエゴ、リビドー・ポルノ、Hip Hopに対する彼の勝手な使命感やら何やらが渦巻いて、圧縮されて、吐き出されたような「幻想」とTitleに入れるには到底似付かわしくない、人間臭く、欲求にまみれた作品なんだと思う。
そのMBDTFはHip Hop史上に残る最高傑作だった訳で、それを継承するってことはMBDTF以上のレベルの作品を創り上げないといけない、いや、創らないと許されないことなんですよね。特にJay-ZとkanYe WestっていうHip Hopの2大スターが関わっているなら尚更のこと。
だから、MBDTF路線でいくってことに対して相当な不安をいだいていたんですよ。
で、蓋を開けてみるとWatch The Throne(以下WTT)はMBDTFを継承したアルバムの雰囲気・構成だったので、正直残念だったし、危惧していたことが起きてしまったような感じでした。
アルバム中では路線が違うOtisは浮いてしまってるような感じだった。他の収録曲で言うとThe JoyもOtis路線だと思うんですが、こちらはBonus Trackなのでアルバム構成には影響はそんなにないのかなと思います。
MBDTFとは違う路線で且つOtisが凄い好みなサウンドだったこそから、WTTでは上記の不安も含めて裏切られた気分にされてしまった訳ですよ。
9th Wonder(Little Brother)もtwitterで「好みじゃない」「発展性や試みは理解できるが好みじゃない。」「Musician/Beat Maker/Hip Hopを生業としている一人として、Outkastの「Aquemini」を聞いた時のように畏怖を感じたかった。」と発言してましたね。9th Wonderとしてもこの二人からはAqueminiを越えるような作品が出来るのではって思ってたけど、蓋を開けたら…ってことだったんですかね。
とまぁ、これらのようなことがあって5位に落ち着きましたね。
でもやっぱりTOP 5に入ってくるってことはこの二人の実力は突き抜けてるものがあるってことです。
kanYe West自身を始め、88-Keys, Q-Tip, The Neptunes, RZA, Swizz Beatz, Mike Dean, Lex Luger, No I.D.にPete RockというProducer陣。
feat.勢もBeyoncéに新進気鋭のFrank Ocean, kanYeと相性の良いMr Hudsonらの起用。
Song WritingではThe-DreamにBruno MarsやJustin Vernon(Bon Iver), Pharrell WilliamsにKiD CuDiが関わってたりともう豪華って言葉では言い表せられないくらいの面々が揃っているんですよね。
上記では結構酷評気味に書きましたけど、発売まで前後の流れを無視してWTT単体だけでみると素晴らしい出来だと思います。(酷評しちゃったりは僕が特にkanYe Westが、MBDTFが好きだってのが主な原因なのだと思いますw)
音を聴いてもあれだけのProducerとkanYeなんだから非の打ち所がないくらい隙がなく創り込まれているのが分かるし、Jay-ZとkanYeのRapでの絡みも想像してた以上に良い化学反応が起きてました。
04. Take Care by Drake
Drakeの待望の2作目のTake Careが4位!
最初に一周目聴いたときはアルバム全体としては凄い纏まっててDrakeの世界観が伝わってくるんだけどもImpactに欠けると言うかどこか物足りないって感じだったんだけど、そう思っていても何故か引き寄せられると言うかDrakeの醸し出す雰囲気に魅せられて何周も聴いてしまう感じなんだよね。で、何周も聴く内に良さがドンドンと増していくスルメな感じのアルバムでした。
で、あれよあれよと僕の中のHip Hopランキングでは一位になってましたw
Guest陣も身内でガッチリと固め、Producerも旧知の仲であるNoah "40" Shebibが大半の曲を手掛けいて、今作ではDrake World全開でこういうことがやりたいんだってハッキリしましたね。
86分(Bonus Tracks含め)もあって普通ならグダったりしそうなんだけど、途中でダレたりせずにスーッと聴き流せて世界観に身を任せられる感じですね。
アルバム発売前から自身のBlog "October's Very Own"で何曲かFree Downloadで発表させて(それらの曲はアルバムには収録されていません)話題も集めてましたしね。
最初に発表されたこのMarvins RoomとかDrakeらしい感じの曲ですねー。
この曲は色んな人にJackもされてましたねー。Chris Brown ver.とか結構好きでした。
アルバムでは特に好きなのは1曲目にくる"Over My Dead Body"ですかね。これで一気にこのアルバム、Drakeの世界観に引き込まれていきますよ。
Take Careの”I'll Take Care Of U by Gil Scott-Heron & Jamie XX"(9位で取り上げました)使いとかも最高!Rihannaとの相性はもちろんバッチリ!
The Mottoも格好良過ぎるから、Gotta check out!!
03. Nostalgia, ULTLA. by Frank Ocean
OFWGKTAのメンバーでもあるFrank OceanのMixtapeが3位!
もうこれは衝撃的でしたー。
これはFree Download出来ますよー。
最初は話題のOFWGKTAのメンバーだし聴いてみようかなって感じで聴き始めたんだけど、一気に引き込まれましたね。Mixtapeだとは思えないようなQuality(最近はMixtapeなのになんだこの完成度は?!みたいなの多いですけどね)だし、個性的で耳に残るような声質に、サウンドとまだメジャーデビューしてない新人とは思えないような仕上がりで度肝を抜かれるとはこのことだなって感じでした。
アルバムも要所々々でカセットテープの音が使われていて、Title通りノスタルジックな雰囲気もありつつも個性的で新しさも感じられる作品ですね。
ColdplayやThe Eagles、Mr Hudsonもサンプリングされてて面白いし、Song WriterとしてBeyoncé, John Legend, Justin Bieber, BrandyにBridget Kellyに曲提供もしてるだけあってLyricsでも個性が出てますねー。
この曲もう単純に格好良いね。何度聴いても飽きない格好良さがあるねー。
ただ、日本と中国が彼の中で混同しちゃってるみたいなので誰か教えてあげてくださいw
02. SBTRKT by SBTRKT
このアフリカの原住民族が付けてそうな仮面Coverが印象的なSBTRKTが2位!
多分今年一番聴いたアルバムがこれですね!
Post-DubstepとSoulとAfrican Musicを掛け合わせたような感じのスタイルです。
「アイデアはすべて夜遅くに浮かんだ、周りが静な時に。アルバムはすべて夜の雰囲気から来た」と本人も言うように夜中、特に丑三つ時くらいな時間帯に聴くのが一番ベストなんじゃないですかね。アルバム全体からもそんな怪しいような雰囲気がプンプン漂ってきてますね。
最初にこのSBTRKTを知ったきっかけが
SBTRKT - Wildfire (OVO Remix) [feat. Drake]
このWildfire (OVO Remix) feat. Drakeからなんですよね。Hip Hop好きな人は聴いたことあるのかも。
Drakeが誰か知らない人にfeat.されてるやーん。って感じのスタートだったんだけど、これが何せ抜群にヤバい。一気に魅せられて、すぐにハマりましたね。
そしてアルバムを聴いたんだけど、そりゃもう言うことなしに格好良かった!11曲だけでかなりコンパクトな感じだけど、世界観やテーマがしっかりと伝わってくるし。
曲には美しさや上品があるんだけど、怪しさ、妖艶さが漂っていて、更にAfricanな粗さと言うかSimpleさもある。DeepでDarkでSmokyな雰囲気なんだけど、Popさもあって聴きやすい。
ただ、Coverがやっぱりキワモノっぽさ溢れてるから聴かず終いって人多そうなのが勿体無いかな?w
01. 21 by Adele
1位はこれですね。もう言うこともないレベルなんじゃないでしょうか。
内容の素晴らしさにセールスが見事に伴ってましたねー。
2011年1月に発売されたにも関わらず、今だに売れまくってるって言う今年一番のモンスターアルバムだったんじゃないでしょうか。
全世界で1300万枚売れてるってちょっと驚異的過ぎますね。こんなCDセールスが振るわない時代に1000万枚売れるって凄い。
ただ、日本での知名度は低いようで、、、宣伝が全くされてないからかな。さすがに最近は売れてきてるみたいだけどね。
Adeleを知ったきっかけは、19の発売時にkanYe WestがBlogだかで紹介しててそこで知りました。
19に収録されてるこのChasing Pavementsはめちゃめちゃ聴きました。
彼女はなんといってもその声ですよね。Powerful且つBluesyに、Huskyな声で歌い上げるのは圧巻。Popでもあり、Soulでもあり。彼女の歌声は聴かないと人生損してますよ。
と言うか彼女1988年生まれで僕とタメなんですよねw 23歳が出せる歌声じゃないですねー。
21では
が一番好きですね。アルバムの最後に収録されてるんですけど、この曲でバッチリと締めてくれます。
いや、もうアルバムがどうのこうのってのは語る必要ないんじゃないでしょうかね。
Adeleの21の良さはセールスが証明してくれてます。
取り敢えず、四の五の言わずに聴いてくれ。ってアルバムです。
以上が僕の2011年度のアルバムTOP 10でしたー!
取り敢えず、自分の文章力の無さに愕然としましたwもっとしっかりした文章書けるようになりたいなー。
10枚は出来るだけ、アルバムとして纏まってる上での完成度の高さに着目して選びました。シングルで見ると良いの沢山あるけど、纏まりがないってのは外しましたー。
TOP 10を決める際には順位に凄い悩みましたw入れる十枚は割りとすんなり決まっていったんだけどねー。まぁただこの10枚以外にもお気に入りが何枚もありまして、
そのTOP 10に入らなかった
- F.A.M.E. by Chris Brown
- Call A Romance by KIDO YOJI
- Dive by Tycho
- Timez Are Weird These Days by Theophilus London
- Electronic Dream by AraabMUZIK
- How Do You Do by Mayer Hawthorne
- Underneath The Pine by Toro Y Moi
選んだ10枚見てみると、どれも夜中に聴きたくなるようなDarkな雰囲気のばかりでびっくりw Urbanな落ち着いたのが好きなんですよねー。
まぁ何かどれも色んなサイトのランキングで上位にみたいことあるようなのばっかりなんだけどねwあんまり面白いランキングにはならなかったかなー。
まぁやっぱり良いアルバムってことなんでしょうね。
サプライズ起用として"Call A Romance by KIDO YOJI"を入れようと思ったんだけど、ちょっと上記10枚の壁は厚かったですね。だけど日本人でまだ若干22歳なのに、この一枚はかなりの仕上がりで驚きましたね。日本人でもこんなの作れるんだって。今後の活動が楽しみです。
2011年度はHip HopではMixtape全盛期になってますねー。2010年くらいからみんなどんどんプロモーション込みでなんだろうけど、High Qualityで本当これ販売じゃなくて良いの?みたいな出来なのがFreeでDownload出来るって凄い時代になりました。
OFWGKTAとかA$APとかの若い、地元の連れで形成したようなグループが出てきたりしてましたね。OFWGKTAとかはTylerにFrank Oceanと才能溢れる人が何人もいたりして、個人としてもグループとしても今後の動向が気になります。
後はJay-Z & kanYe WestみたいなRapper×Rapperみたいなコラボも一気に増えましたね。
B.o.B×T.I.とか面白そうだし、Lil Wayne×T-Painはやらないって言ってますがやって欲しいですねー。
Electronic系ではDubstep、Post-Dubstep、Chillwaveが一気に表舞台に出てきたように感じました。選んだ10枚を見てみるとPost-Dubstepな感じのが好きなんですかね?wただ、ここのジャンルってジャンルが山のようにやって、ジャンル分け出来ないからこの人はこのジャンルってのが中々言い切れないんですよね。だから、人やアルバムで好きになるってパターンが多いような感じがします。
2011年はElectroっぽい電子音バキバキみたいなR&B、Hip Hopが食傷気味になってきちゃってて、その雰囲気が一般からアーティストまで浸透してきたと思うから2012年は元々のHip HopやR&Bの形に戻ってくような感じになるんじゃないかな。
Electronic系はもっと個性的で他人とは違うようなオリジナリティが求められていく感じがしますね。もっとジャンル分けし難くなりそうですがw
まぁ何はともあれ2012年も楽しみ。
来年もこのBlog & 僕を宜しくお願い致しまーす!
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